NICTホワイトペーパーを通して私たちの未来生活を語る
国立研究開発法人情報通信研究機構 Beyond 5G研究開発推進ユニットでは、Beyond 5G実現に向けた機構内外のステ-クホルダ-
とのオ-プンなコラボレ-ションに向けて、2030年以降の未来社会像を題材にして議論を行う
「第1回 Beyond 5Gオ―プンディスカッション」を
開催しました。
1日目
●オープニング
徳田理事長による開会の挨拶につづき、Beyond5Gデザインイニシアティブ長の石津からNICTが
公開した Beyond 5G/6Gホワイトペーパーの概要を紹介しました。
●セッション1「Beyond 5Gで拡がるアバター生活」
2030年以降の社会にアバターが活用されることによってどのようなサービスや新しい社会実装が実現
されるのか、各界の登壇者から紹介されました。アバターやロボットが活躍する様々なユースケース
から社会課題の解決が期待されると同時に共通する課題についても関係者が連携して問題解決にあた
る重要性などが討議されました。
●セッション2「Beyond 5Gで繋がるスマートシティ」
各専門家が捉えたBeyond 5Gの世界観を発表していただきました。これからの都市におけるWellness
の提供をはじめ、海洋や月まで及ぶ広い空間における通信の実現による未来社会の姿などを通して、
SDGsや地球環境まで幅広い話題で活発な議論を展開していただきました。
●学生ディスカッション 「私たちが創るBeyond 5Gの時代」
日本各地から7校の高校、高専、大学の学生が出席し、 NICTホワイトペーパーのシナリオを参考に、
自分たちが考える未来生活とその課題、解決方法を紹介し合いました。
2日目
●国際セッション
「Define Beyond 5G」では欧州・米国から4名の参加者を交え英語によるパネルディスカッションが
行われました。それぞれの専門分野(時空間同期、NTN、通信システム)からBeyond 5Gで重要
と考える課題のスピーチをいただき、その後の議論では、Beyond 5Gは技術分野が広いので国際的に
重複を避けて協調した研究開発が 必要であることや、通信エリア拡大による消費電力増加とカーボン
ニュートラルのバランスのとり方など、 国際セッションならではの有意義な議論となりました。
■講演資料のダウンロード(敬称略)
■受賞者の紹介
学生ディスカッションにて優秀な発表をされた学生チームに対して聴講者のオンライン投票から
選ばれた「最優秀発表賞」1件と、主催者の選考による「最優秀アイデア賞」(2件)を表彰しました。
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『最優秀発表賞』 池上藍羽さん (武蔵野大学) |
『最優秀アイデア賞』 加藤真輝さん 長澤建琉さん (石川工業高等専門学校) |
『最優秀アイデア賞』 松下礼さん 平田怜さん 小橋音德さん 廣川輝さん (富山高等専門学校) |
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