vol.5 NTN
ねえねえ、Sakuraお姉ちゃん。最近テレビでドローンとかよくみるよね。
それに、将来は空飛ぶクルマなんかが使われるようになるって聞いたんだけど、こういう上空での通信技術ってどんなものがあるの?
お、いいところに気がついたね。
じゃあ今回は“非地上系ネットワーク-NTN-”について勉強してみようか。
どんな技術か想像つかないや、教えて欲しい!
“非地上系ネットワーク”は、地上から宇宙空間にある人工衛星や高高度プラットフォーム(HAPS)、航空機、ドローンなど様々な非地上系の通信機器がシームレスに繋がる通信環境を実現するための無線通信機器の技術だよ。
なるほど??難しすぎてよくわかんない!
簡単にいうと、日本の国土のどこでもつながり、利用できる通信インフラを実現するためのネットワークなんだ。
どこでもつながるなんてすごいね!
そうなの!だからね、今は通信が届いていない山間部や海上でもつながるようになるし、例えば、地震や津波などの自然災害や事故が起きた緊急時でも空から通信ができるようになるんだよ。
すごい、何かあったときでも安心だね。
ところでさっきでてきた“HAPS”ってなに?初めて聞く言葉だなぁ。
“HAPS”は、飛行機よりも高い上空20km程度の成層圏に滞空する “空飛ぶ基地局”のことだよ。
地上と宇宙の中間の高度に位置しているから地上局に比べて広い範囲をカバーすることができるし、人工衛星よりも遅延を少なくすることが期待されているわ。さらに、人工衛星と地上局の通信を中継したり、HAPSよりも低い位置を飛ぶ飛行機やドローンとも通信したりすることができるわ。
HAPSを使うと空の通信が快適になりそうだね!
早くHAPSが飛んでるところみてみたいなー
まなぶくんが興味をもってくれてうれしいよ!
ホワイトペーパーを読んでたくさん学んでみてね。