例えば地球から月の重機を遠隔操作するようなユースケースのように、物理的に遠く離れている複数のCPSシステムが相互に連携して一つのサービスとして機能するような状態を実現するため、それらのCPSシステムの過去・現在・未来の状態を相互に正確に同期させることができる技術が開発されたことが、CPSプラットフォーム普及の大きな原動力になった。
地球側と月側のCPSシステムにいわゆる「デジタルツイン」がそれぞれにあり、それらが過去と現在だけでなく、その先起こる未来の予測についてもそれぞれ遠く離れたCPSシステム相互で共有されていて、地球と月との間の通信の遅延時間があたかもゼロであるかのように振る舞う。
これは、高精度時刻同期技術、超低遅延・高可用ネットワーク技術、遅延耐性ネットワーク技術、各CPSシステムの未来の状態を予測するモデル相互の高精度補間・同期技術、end-to-endで高度なセキュリティが確保できる通信技術、などが組み合わされて実現された…。
(参考):Beyond 5G/6Gホワイトペーパー 3.2 シナリオ2ー月面都市
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