NICTでは、こんな突拍子もないことを題材に、Beyond 5G/6Gの実現に向けたアイデアソンを行っています…。
www上などサイバー空間でいつまでも過去の情報が残り、消し去ることができないことが問題となったことから、「忘れられる権利」について実装が進められ、コンテンツ作成者が指定したタイミングでCPSプラットフォーム上の全ての記憶領域から指定したデータを消去する機能も備えており、嘗てのインターネットでは実現できなかった、プラットフォ-ム上でデータ(主にプライバシーに関わる情報)の生成から消去までのライフタイムが明確に指定できるようになった。
一方で、人類がサイバー空間上で活動するようになってからまだ半世紀ほどであり、サイバー空間にうまくなじめる人となじめない人との間で深刻な分断が生じているとして社会問題化している。例えば、同調を求める社会的圧力によって少数派が沈黙を余儀なくされる「沈黙の螺旋」がサイバー空間でのコミュニティや職場環境などに致命的な悪影響を与えているケース、サイバー空間での人の人とのつながりにうまく適用できずサイバー空間から孤立してしまうケース、サイバー空間でのトラブルからリアルな人間関係もうまく築けなくなってしまうケース、さらには自らの利益への誘導のため特定の主張等を行うことにより科学的なエビデンスとはかけ離れた世論形成を図ろうとするケース、などがあるとの指摘があり、引き続き社会的観点・技術的観点の両面から解決策が模索されている。
人の人生はゲームのようにリセットできないのと同じように、サイバー空間でも生身のアバターは簡単にリセットできないことを人類が理解し、サイバー空間が真に人類の新天地になるまで、まだまだ時間がかかりそうだ。
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