当機構が協賛しておりました「高専ワイヤレステックコンテスト2024（WiCON 2024）」について、本選大会及び受賞式が3月6日に開催されました。

どのチームも、日本の社会課題や地域密着の課題解決に取り組み、独創的な発想に加え、高い技術力とチームワークを発揮し、プロジェクトを最後までやり遂げており、ワイヤレス技術の未来の可能性を強く感じることができました。

結果、総務大臣賞（最優秀賞）として、チーム「令和最新版高専生」（久留米工業高等専門学校）の「RTK-GNSSによる高精度で安価な、農業機械の運転支援システム」が受賞されました。

高精度かつ安価な測位機器開発に加え、VRを融合した農作業の効率化の取組みが高く評価されました。また、協賛企業賞としてNICTからは、チーム「B5Gサナギ」（函館工業高等専門学校）の「Massive-MIMO用小型・低消費電力・高性能アナログ信号処理回路の研究開発」を表彰させて頂きました。Beyond 5G社会を支える未来の技術者たちが、社会実装を目指した無線技術の応用研究を活発にされていることに感心いたしました。引き続きの研究を期待しております。

協賛活動においては、中間報告や予選・本選大会だけでなく、視察や出張授業を通じて高専の皆様と深く交流させて頂きました。2025年度も協賛を予定しておりますので、更なる交流を図っていけるように、取り組んでまいります。