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「日独Beyond 5G/6G研究ワークショップ(Berlin 6G Conference 2024内)」の開催 @ベルリン

開催日 : 2024年7月2日(火) - 4日(木)

会場 : Berlin Conference Center (ドイツ連邦共和国 ベルリン)

主催 : NICT及び6G Platform

関連情報 : Berlin 6G-Conference - 6G-Plattform To external site

「第4回日独Beyond 5G/6G研究ワークショップ」(以下、日独ワークショップ)をドイツ ベルリンで開催したので報告します。なお、今回の日独ワークショップは、「Berlin 6G Conference 2024」内のセッションとして企画したものです。


Berlin 6G Conference 2024

Berlin 6G Conference 2024は、ドイツ国内の産学官関係者に加えて、当該分野に関係の深い国が招待されて開催されるドイツの6G分野最大のイベントです。参加者数は約1000人に達し、NICTからは20名超の参加をしました。

NICTからは徳田理事長が基調講演を行い、NICTの役割やBeyond 5G/6G関連の活動に加えて、これまでの日独ワークショップの経緯やNICT内でB5G連携ファンドに採択された研究開発プロジェクトについて紹介しました。また、複数の研究ハブや関連企業からデモ展示があり、NICTも6枚のポスターと1つのデモ展示を行いました。


Berlin 6G Confernceで基調講演を行うNICT徳田理事長

日独ワークショップ

日独ワークショップは、日独両国のBeyond 5G/6G分野における研究者の交流を促進し連携の活性化を目指すものとして、第1回を2023年4月(NICT本部)、第2回を2023年6月(ベルリン)、第3回を2024年2月(NICT日本橋イノベーションセンター)に開催してきました。

第4回となる今回は、Berlin 6G Conferenceにおけるセッションとして企画することで多くの方に参加いただくことを期待し、B5G/6G研究開発における日独連携の情報発信とさらなる巻き込みを狙いました。この結果、100人程度の出席者があり満席に近い状態で、活発な議論が行われました。

当日は6G Platformを代表してHans Schotten教授の挨拶で始まり、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のEngelbert Beyer局長からドイツ政府における6Gの取組について、東京大学の中尾彰宏教授からの日本におけるXGMFの概要について紹介がありました。

また、日独連携プロジェクトの1例としてNICTのソーシャルICTシステム研究室の荘司室長がドイツと進めているプロジェクトについてアーヘン工科大学と共同で進捗報告を行った他、進行中の12プロジェクトからもライトニング形式の発表がありました。最後に石津イニシアティブ長から、このコミュニティから生まれた多くのプロジェクトがさらに進捗をもたらすことを期待している旨の挨拶を行って閉会しました。

第5回は2025年1月に日本で開催を予定しています。これまでこのワークショップを通じて日独連携プロジェクトが提案されるなど、日独における研究者コミュニティとしても成長しているので、さらに取り組みを工夫して研究成果の創出につなげていきます。


日独ワークショップの参加者

挨拶をする石津デザインイニシアティブ長

日独ワークショップの会場の様子



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