開催日 : 2024年3月15日(金) - 3月16日(土)
参加人数 : 33名(NICT参加者14名)
参加企業数 : 17社
会場 : 福岡PayPayドーム・アクア博多
Beyond 5Gゼログラビティイベントシリーズの第5回が3月15-16日の2日間で行われました。今回は合計17社から33名の参加者が集まりました。
今年度の締めくくりとして、これまでの東京開催から福岡(PayPayドーム他)に場所を移し「次世代スタジアム×地方活性化」をテーマに開催されました。
初日のゲスト講演では、福岡県の田中氏からスタートアップ・中小企業支援の取り組み紹介の他、Marble XRの木村氏からはノーコードでVR/ARコンテンツを作るプラットフォームサービスの紹介やMarble XRのオリジナルキャラクター「おじゃまろ」を使ってPayPayドームを案内するARコンテンツをデモンストレーションいただきました。
その後のNICT研究者によるライトニングトークでは、3名の方からドローン無線技術、光デバイス、超低周波音(インフラサウンド)の研究についてそれぞれインプットいただきました。
フィールドワークではドーム内の設備や混雑時の入場ゲート及びコンコースの様子などを見学しました。その後のディスカッションでは、「PayPayドームの強みは?」「最新鋭のシステムや今後導入予定のシステムは?」「入場者数をどうやって計測しているか?」といった設備やシステムについての質問や「ドームの広告や飲食の収益構造は?」「うらやましいなと思う他の球場は?」といった少し答えにくいような質問もありました。
初めに、グループに分かれて地域活性化ゲームワークを実施しました。これは、個人の幸せだけでなく地域の幸せも考えつつ、限られた予算の投資先を取捨選択していくというゲームです。参加者は、ゲームを通して街づくりの難しさや喜びを模擬体験しました。
次のゲスト講演では、九州電力の稲葉氏から新規事業創出のご経験を踏まえたイノベーション創出のポイントや挑戦する企業文化醸成に必要なマインドなどを中心に講演いただきました。また、ソフトバンクの古川氏からはデータの処理と電力の消費を分散させた次世代社会インフラ構想について講演いただきました。
その後のグループワークでは、「福岡を幸せにする未来のスタジアム」について議論しました。発表されたアイデアには人とのつながりを創出し、地域活性化をもたらすスタジアムやVRを活用して試合中だけでなく試合の前後も楽しめるコンテンツを持つスタジアムなど様々なスタジアムが描かれました。