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【ひらめき時間 #1】 月面都市のその後・・・

NICTではたまたま研究者が集まって、突拍子のない話に発展してしまうこともあります。今日はどんな話がされていたのか、ちょっと覗いてみましょう。






地球から月のアバターマシンに接続するため、地球と月との間に光や電波で特別な無線回線が用いられる。月までの距離は平均で38万4千キロで、単純計算でも往復で約2.5秒ほどのレイテンシ(応答時間)がある。


地球と月ではそれぞれ個別に、月の重力を加味した物理運動モデルや、アバターや重機の基本的動力特性などの学習セット、月周回衛星を用いたGPSによりアシストされた建設資材とアバターマシンとの間の正確な相対位置情報、などから、月面での作業状況の約6秒後まで状況が自動的に予測されている。地球と月の間の通信では最低限のコマンドと、地球と月でそれぞれ計算された予測結果の差分(誤差)を補正するための情報のみがやりとりされるため、実際の通信量は非常に小さい。地球では、月で起こる5秒後の様子を見ながら作業を進める。VRで模擬された画面を見ながらの操作であるが、リアリティは高い…。


コロニー組み立ての手順は半自動化されており、基本的にプログラムに沿って(工程によっては人手を介さずに)建築作業は進められる。もし万一事故に繋がるようなことが起きそうな場合、3秒以内に緊急停止指令(発令用の大きな赤いボタンが操作卓にある)を出せば、事故が起きる前に動作を止めることができる。月の重力が地球の1/6であることも幸いして、リカバリー不可能な事故等はこれまで一度も起きていない。




(参考) Beyond 5G/6G ホワイトペーパー シナリオとユースケースより シナリオ2ー月面都市

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